PARADISE ALLEY BREAD & CO.

ひときわ異彩を放つ存在感ある店。パラダイスアレイブレッドカンパニー / Paradise Alley Bread & Co.

パラダイスアレイブレッドカンパニー
Paradise Alley Bread & Co.

鎌倉の食文化を支えるレンバイの中にあって、異彩を放つ佇まい。
サイケデリックな雰囲気の店内は、カフェスペースもある。
酵母にこだわり、ここでしか作れない唯一無二のパンは絶品だ。

PARADISE ALLEY BREAD & CO.

鎌倉駅から程なく佇むレンバイ(鎌倉市農協連即売所)。鎌倉野菜をはじめ、採れたての野菜が数多並び、どこか海外の市場のような独特の雰囲気を醸し出す施設は、地元湘南の人の食を担う食文化の発信地でもある。東京などから食材を求めて訪れる人も多い。このレンバイの中にあって、ひときわ異彩を放つ存在感ある店が、パラダイスアレイブレッドカンパニー。様々な色が施され、サイケデリックな雰囲気あふれる店は、一目見ただけではパン屋には見えない。ユニークなカフェのようだ。

この店のオーナーは勝見淳平。彼はカウンターカルチャーの中で話題ともなった。スプートニクの参加していた一人。スプートニクは辻堂の海岸にあった海の家のようなカルチャースペースで、夏の時期だけ現れ、音楽イベントなどを行っていた。当時の湘南カルチャーの発信地だった。そのスプートニクの終焉と共に淳平はパラダイスアレイを始める。店の出店場所にこだわった。どこかわい雑な雰囲気を醸し出すレンバイへの出店を願っていると、するとタイミング良く、程なく空きスペースがあり、パラダイスアレイは誕生した。そこには自分の場所を作りたいという思いもあった。

以前、パン屋で短期間のアルバイトをしていたが、本格的にパンを焼くことはほとんど素人だった淳平。しかし、できることからやろうという気持ちで、パン作りに向き合った彼は、店を始めて3年くらいでパン作りにハマっていく。とりわけ酵母に、菌の世界に、彼はハマっていった。パラダイスアレイのパンは天然酵母を使用している。イースト菌を使えば短時間でパンは膨らむが、天然酵母でパンを焼こうとすると、かなりの時間がかかる。しかし、パラダイスアレイのパンは、醗酵にこだわり作られている。気候などにより、醗酵の度合いは違い、思い通りのパンを作ることは難しい。

しかし、淳平の醗酵に対するこだわりは特別のものがあり、作られるパンは、この店特有のうまさがある。種類こそ多くはないが、鎌倉野菜のピザやオリーブフォカッチャなど、素材の良さを生かしたパン、少しハードな食感を楽しめる人気のあんぱん、金時みそクリームチーズオリーブといった個性的なパンも揃う。店内には6人が入れるカフェスペースで、その場でうまいパンを楽しめる。焼きたてパン+ピザに、鎌倉野菜、ドリンクがついたランチなども楽しめる。

また、淳平はルートカルチャーというNPOを立ち上げ、地元。鎌倉と向き合い、カルチャーシーンを盛り上げている。

パラダイスアレイ
Paradise Alley Bread & Co.

神奈川県鎌倉市小町1-13-10
Tel:0467-84-7203
10:00~19:00(モーニングは11:00まで)
※日曜営業 不定休
http://cafecactus5139.com/paradisealley/

PARADISE ALLEY BREAD & CO.
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